
動物医療センター

上野動物園の東園の事務所跡地を整備して建てられた「動物医療センター」。
かわいらしい動物たちの壁画が目印の建物です。
この施設は、園内にもともと設置されていた「動物病院」と「検疫施設」を集約し、より高度で効率的な業務を行うために建てられました。
レントゲンCT室や、検査室、診察手術室などの最新鋭の設備を備え、21世紀の動物病院にふさわしく、高度化する動物医療の最前線をリードする存在となることが期待されています。
一部外から見えるようになってるよ!
この動物医療センターは、傷ついた動物たちの治療や、検疫などを行うだけではありません。
上野動物園の展示施設と接する部分には、展示機能として回復室をレイアウト。
動物の赤ちゃんが生まれたときに来園者が見学したり、動物たちを治療したりする様子を、場面に応じて観察できるようにしています。
壁に描かれた動物のシルエットがかわいいんだ!
この動物医療センターでは、上野動物園の緑ゆたかな環境や、周辺の動物たちの飼育スペースに溶け込むように、デザインも工夫されています。
ファサードや色彩は、ナチュラルトーンをや人工木材を用いており、また、壁面には動物病院という暗いイメージを払拭する動物のイラストを描いています。
これ知ってる?
動物園の役割は、動物を飼育し、来園者を楽しませるだけではありません。
傷ついた野生動物を保護したり、絶滅の危機に瀕した動物の繁殖や生態の観察といった、研究活動も大切な機能のひとつです。
新たな動物医療センターは、そうした役割を担っていくことでしょう。
動物医療センターのあるところ


